デリヘルやセクキャバなどの風俗店で禁止されている行為である本番強要や盗撮をしたり、コンパニオンや従業員に怪我を負わせた場合には、これが揉めてしまうと警察沙汰になってしまうこともあります。
こうした事件では、違反をした客は刑事と民事の両方の責任を問われることになります。
刑事では、強制わいせつ罪や強姦罪、傷害罪などの問題となることが多いものです。
被害者である店や従業員が警察に届出をすれば、事情聴取をされたり悪質な場合は刑事告訴をされる可能性もあります。
違反をした客が反省し、店側も話し合いに応じて損害賠償をすることで許すということになれば、客が慰謝料などの損害賠償金を支払うことで示談により解決とするケースも多いものです。(悪質な店や風俗営業許可を得ていない店が不当な請求をする場合もあり、見極めが必要になります。)
その場合には刑事告訴は行わず、民事の損害賠償のみという扱いで解決を図ります。
こうした穏便な解決を選択する際には、客側としては何かと理由を付けた追加請求をされたり、不名誉な事実を家族や勤務先に知らされたりすることを避けたいものです。
店側としては、損害賠償請求をしたことが脅迫と受け取られて警察に相談をされたり、店の悪評を言いふらされたりすることを避けたいという事情もあります。
そういった両者の不安を解消するためには、こうした行為を予防する規定を定めた示談書を締結するのが最善です。
契約内容が吟味された示談書を用意できれば、後から問題が生じる可能性も低くなり安心できます。
風俗店でのトラブルについての示談書作成は、当事務所では多くの実績があります。
後での不安を無くすためにも、このようなケースでの示談書作成は是非ともお任せ下さい。